ヘルシオオーブンを購入したときから、スチーム機能で「おこわ」が出来ないかと考えていたが、意外にもヘルシオのメニューには「蒸しおこわ」がない。類似メニューとして赤飯はあるが「煮物」として扱われているので「蒸しおこわ」とは違う調理。
ネットを検索をしてみても見つけることが出来なかったので、一般的な蒸し器を使った「おこわ」のレシピを参考に、ヘルシオオーブンの「蒸し物」機能を使って「五目おこわ」を作ってみた。
材料
下準備
晩御飯として調理することを想定して、午前中に下準備を済ませておいた。
米の浸水
まずは、もち米を水に浸しておく。
一昼夜浸すと書いてあるレシピもあれば、最低3時間と書かれているものもある。蒸気で蒸すので、もち米の水分量が重要になるようだ。
今回は、もち米を洗った後、翌日調理することも想定して、タッパーで水に浸して冷蔵庫に入れてみた。
実際には、一杯飲んでるうちに食べてみたくなって、5時間程度の浸水時間となった。
干し椎茸
五目おこわに椎茸は欠かせないようなので、こちらも下準備。
いつもは電子レンジで戻してしまうのだけれど、米の浸水に合わせて干し椎茸も水でゆっくり戻すことにした。
ジップロックなどの袋に椎茸と冷水を入れ、これを冷蔵庫に入れた。
参考にしたのはこちらのページ。かさが開いた「こうしん(香信)」なので、6時間程度で戻るとのこと。
こちらも、今回は5時間程度で切り上げたが、傘は十分に戻っていた。
今回の干し椎茸は、このくらいでもよかったが、椎茸の厚さによって、ずいぶんと違いがありそう。
出汁
参考にさせていただいた上記のレシピでは、「しょうゆ、酒、塩、水」となっているが、要するに饂飩や蕎麦の出汁と判断。
饂飩用に出汁を作っていたので、これを使うことにした。
具材の準備
今回使った具材は以下の通り
- 干し椎茸
- 牛蒡
- 人参
- 高野豆腐
これらの素材を細かく切って、椎茸の戻し汁に入れて火にかけ、酒、味醂、醤油で薄めの味を作って、水分が飛ぶまでに火を入れた。
- 鶏のささ身
鶏のささ身は、出来上がってから思いついたもので、水、酒、醤油で炊いて合わせた。
おこわを蒸し上げる
基本的な工程は以下の通り
- もち米を単独で蒸す: 「蒸し物」で15分
- 蒸し上がったもち米・具材・出汁をボールなどで合わせる
- 改めて蒸し上げる:「蒸し物」で10~13分
浸水したもち米を角ザルで蒸す
蒸し器で蒸すときは、布巾を使うわけだが、ヘルシオオーブンで蒸すのであれば、「どこにも売っていない謎の角型のザル。」を使うのが良いと判断。 直接、角皿(オーブンの台)に載せると、水に浸る可能性があるので、調理網の上に載せることにした。 蒸し時間は、上記レシピを参考に15分でセット。
注:角型のザルは、角の米が上手く取れないとの指摘いただきました。確かにその通りで、角のお米が潰れていたと思います。丸みを帯びたザルの方が使い勝手が良いかもしれません。角型で行く場合は、布巾を敷いて取り出しやすくるのも手かもしれない。
角型のザルなどについては、こちらに記載している。
具材と合わせる
蒸し上がったもち米と具材をボールにあける。出汁は、少なめに入れて様子を見ながら、足していく戦略とした。 考えてみれば、余分な出汁はザルから落ちると考えられるので、多めに入れてしまっても良かったのかもしれない。
改めて蒸し上げる
今回は、半分の角型のザルひとつぶん(約1合分)だけ仕上げて、もう半分は家族が返ってきたタイミングで仕上げることにした。 上記レシピでは、10分となっていたが、気持ち足りなかったので、+3分で13分とした。
出来上がり
出来上がりの様子はこんな感じ。
早速食べてみると、なかなか良い感じで、ワインのつまみになってしまうのが不思議。
しかし、つまみとして食べるには、肉系の具材が欲しいところなので、冷蔵庫にあった鶏ささ身を軽く炊いて追加した。
蒸しなおし(温めなおし)
さすがに2合は食べきれなかったので、翌日の朝ごはんに。 食べる分だけ角型のザルに入れて、5分ほど「蒸し物」で調理してみると、作り立てとあまり遜色がない良い感じに仕上がった。 電子レンジのように水分が飛ぶことが無いので、安定した温めなおしが期待できる。
むすび
ヘルシオでおこわ、イケますね。 慣れている方であれば蒸し器の方が手っ取り早いと思いますが、ヘルシオを使うと、調理として失敗するところが少ないように思います。 また、少量でもむらなく出来るので、1合だけおこわが食べたい、みたいな時には特に便利だという印象です。
この工程であれば、一合からいけそうなので、缶詰つかっても面白そう。 牡蠣のおつまみ缶、アサリ缶、カニ缶、あたりは間違えない感じ。 また、豚肉をがっつり煮込んで、ちょっと中華風なおこわにしてみたい気もする。